カブトムシはどんなに元気の良いものでもお腹がすくとすぐに弱ってしまいます。
カブトムシは水もエサも同じです。エサが無くては喉もかわきます。
もし弱ったカブトムシでも十分に良いエサを与えると元気が戻ってくる事もよくあります。
それだけカブトムシの飼育で大切なのはエサなのです。
カブトムシの飼育で大切なエサ
本当はカブトムシが自然の野山で食べている木の樹液などがあれば良いですがなかなか手に入りません。
そして、カブトムシの口は歯がありません。
カブトムシの口は細いヒモのような舌が2本あって、それで蜜のような栄養と水分を同時に吸って食べるようなしくみになっています。
ですから乾いたものはエサにはなりません。そして糖分などの栄養が入っていないものはエサには向きません。
このように考えると汁の多い甘い果物(りんご、みかん、スイカ、モモ、ナシ、バナナ、パイン)などがあっています。
カブトムシに果物をあげると喜んで食べます。野菜のキュウリも食べる事もあります。そんな時は喉もかわいている事が多いのです。
※野菜の中にはカブトムシに毒になる成分を含んだものもあります。ナス科のトマトなどはおいしそうですがあげない方が良いでしょう。
カブトムシにあげる生のエサも良いですが、ひとつ困った事があります。
それは季節も暑い夏なのですぐに腐ってしまいやすい事です。
エサが腐ると変な臭いが出てきたり、コバエなど小さな虫が寄ってきます。
そしてカブトムシも腐ったエサでお腹をこわしたり弱ってしまう事もあるのです。
お腹をこわしたカブトムシはエサを食べなくなって、あまり動かなくなります。
そこで最近は便利な昆虫ゼリーが売られていますので、利用してみると良いでしょう。
昆虫ゼリーはカブトムシの健康を考えた黒砂糖や樹液などの栄養素が入っています。
カブトムシが大好きな良いにおいがするものもあります。
エサが腐って臭いが出ることもなくエサの交換もまわりを汚すことも少なくて便利です。
それに食べた量もよくわかるので、カブトムシの食欲や健康状態もわかりやすいのです。
健康なカブトムシは昆虫ゼリーのちょうど小さなカップ1個を1日から2日でたいらげてしまいます。
なくなったら新しいものをあげて、お腹がへらないようにしてあげると良いでしょう。
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