カブトムシを飼育するにはカブトムシを手に入れなくてはなりません。
カブトムシは不思議な生き物で、欲しいと思ったときにはなかなかいないのに、あまり気にしていない時には玄関の前を歩いていたりするものです。
カブトムシを買ってくる
カブトムシは野山で生活しているものですが、今ではカブトムシの生活できる雑木林も少なくなってきました。自分で捕まえるよりお店で売られているのを買ってくるのが簡単です。
最近はカブトムシを幼虫から育てて売っているお店も多くなりました。
自然のカブトムシよりも大きくて立派なものが1匹300円ぐらいで販売されています。
10年ほど昔は、デパートなどではもっと高かったと思いますが最近は値段もとてもやすくなりました。
飼育するだけならばオスだけを、繁殖させてみたいのならオスとメスのセットで買うと割安になります。
ちょっと高い値段がついているカブトムシは外国産のものがあるので注意しましょう。
外国産のカブトムシは角も大きくてカッコイイものがありますが、飼育方法が少し違う事もありますので日本のカブトムシがお買い得です。
日本のカブトムシは世界のカブトムシの仲間の中でも角の形が良く丈夫な種類です。
そして100円ショップでもカブトムシの飼育セットやエサなどが売られるようになり便利になりましたので、カブトムシの飼育の勉強も簡単です。
カブトムシを捕まえよう
本当にカブトムシの事を知りたいのであれば、カブトムシの生活している場所で捕まえてくるのがオススメです。
カブトムシの捕まえ方は、おじいちゃんやおとうさんもきっとこどもの頃にやっていたはずなので、まず方法を聞いてみると良いでしょう。
カブトムシはそれほど珍しい昆虫ではありません。
でもいないところを探してもなかなか見つかりません。
本などに良く書いてあるカブトムシが集まる木の種類も参考にはなりますが、その地方でいろいろな木があるので簡単ではありません。スイカ畑や果樹園で見つかる事も多いです。
おじいちゃんよりずっと昔の100年ぐらい前の学者の話(寺田寅彦さん)では「常山木」という木にカブトムシが集まってくるのを発見したそうです。
100年前の昔もカブトムシはこどもに人気があったようです。その上なかなか捕まえるのには苦労もあったようですから今と変わりありませんね。
私の家の近くではクヌギの木に良く集まってきます。そしてアカメガシワという木にも集まってきます。
大事な事は十分に樹液が出るような大きな木であることがポイントです。
カブトムシが集まるような木は今ではかなり足場の悪いところにしか残っていません。
そしてカブトムシのいるようなところはマムシやスズメバチなどもいますので危険もあります。
ダニやアブや蚊などもいますので大変苦労します。
カブトムシは深い山の森にいってもほとんど見つけられません。人里近くの雑木林などが狙い目です。
慣れてくるとカブトムシが集まってくる木のにおい(樹液のにおい)やカブトムシのにおいというものがあるので、においでわかるといいます。
このようなところでカブトムシを捕まえるのは苦労も多いのですが、それだけカブトムシの好きな生活場所がわかりますので大切です。
もう少し簡単ですが夜の散歩でカブトムシをゲットする事もできます。
カブトムシは街灯などに飛んで集まってきますので、それを拾うという方法です。
雑木林などがある公園の街灯の下などを注意してみると道路をゴソゴソ歩いていたりします。夜は何となく怖いのであれば大人といっしょに散歩する手もあります。
街灯を利用する時のコツは、まわりにできるだけ他の明かりが少ない場所をねらう事です。その理由は広い範囲から電灯に集まってくるからです。
この方法は実際の昆虫の研究調査でも「ライトトラップ」と呼ばれて応用されています。
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