カブトムシの飼育でよく質問される話をまとめてみましょう。
カブトムシの寿命は?
カブトムシは1年で一生を終えます。
大半は地中で幼虫で生活します。
その中で、皆さんが良く知っている成虫は2か月から3か月の命です。
カブトムシのエサは何が良いの?
カブトムシのエサは飼育用に考えられた昆虫ゼリーが良いと思います。
昆虫ゼリーだけで元気に飼育している人も多いです。
値段もおこずかいで買えるぐらいやすいものです。
果物も大好きですが腐ったり虫がわいたりしやすいので初心者にはオススメできません。
そして果物もスーパーの値段をみると最近は高いです。
参考までにバナナに焼酎やウイスキーを少し加えたものはとても大好きという話もあります。エサとしてではなく、においが好きなようです。
でもお酒は飲みすぎるとカブトムシも酔っ払うという話もありますので与えない方が良いでしょう。
昆虫マットは何に使うの?
よくカブトムシの飼育で売られている「昆虫マット」は容器の床に敷く材料です。
昆虫マットはゼリー状のものとオガクズのようなものがありますが用途は同じです。
目的はカブトムシのベッドで歩いたり寝たりする時に必要です。そして容器の中が乾燥するのを防ぎカブトムシのオシッコを吸収してくれる役目があります。
昆虫マットは2週間ぐらいで新しいものと交換すると良いでしょう。
カブトムシを持つ時どうすれば良いの?
カブトムシのオスを持つ時は角を持つと楽です。
角は大きな頭の角と胸の小さな角がありますが頭の方は持たず小さな胸の角を軽く持ちます。
角を持つ時は先が鋭いので頭の角と胸の角で指をはさまれてケガをする事がありますので注意してください。
カブトムシのメスは手足のトゲが鋭いのであばれて持ちにくいものです。
なるべく手足に触れないように胸の部分を横からそっとつまんでください。
カブトムシに水をあげなくてもよいのでしょうか?
カブトムシはエサと水分をいっしょに吸います。水分のあるエサでないと食べる事ができません。
甘い砂糖水をワタにしみこませて与える人もいますが、本当は人間の食べるような糖分はカブトムシには消化のしにくい栄養です。
最近わかってきたのですが新しい甘味料として注目されている「トレハロース」という成分がカブトムシの消化に良い栄養と考えられています。
お菓子などに含まれている糖はカブトムシの舌で固まってしまう事があり、舌が固まってしまうとエサや水分をとれなくなってカブトムシは弱ります。
カブトムシに飽きたら逃してもいいの?
カブトムシを飼育したら最後まで世話をしてあげるのがやくそくなのですが、なかなかそういうわけにもいかない事もあるでしょう。
カブトムシは果樹園の害虫と考えられていますので、そういうところで逃すのはよくありません。
できれば山や河原など農家の迷惑にならないところに放してあげましょう。
そして大変大切な事ですが、外国産のカブトムシは日本で逃す事はしてはいけません。
外国産のカブトムシは日本で生きていけないだろうと勝手に考えても生き物は意外と強くて繁殖を始めるものもいます。
将来大繁殖してしまうと農作物の害虫になるかも知れません。そして日本のカブトムシが競争に負けて生きていけなくなる心配もあるためです。
カブトムシの色や大きさはどうして違うの?
カブトムシも良く見ると赤い色や真っ黒い色、金色っぽいものなどありますが、これは遺伝によって決まると考えられています。
色々な色があると敵から逃げやすいので子孫を残すために有利なのです。
カブトムシの大きさもいろいろありますが、こちらは幼虫の時の生活条件で決まると考えられています。
例えば幼虫の時温度が低めで栄養が多くあれば大きなカブトムシになると考えられています。
幼虫の時の食べ物によっても大きさが決まってきます。
最後の成虫になってしまってからは大きさはそれ以上変わりません。
サナギの時に一生の大きさが決まってしまうからです。
カブトムシは鳴くの?
カブトムシはスズムシのような発声器官をもっていませんが、たまにギュゥギュゥと鳴く事があります。
これは頭と胸の関節を動かして音を出しています。どうしてこのような音を出すのかよくわかっていませんが機嫌が悪いときによく出ます。
良く似た例ではカミキリムシの仲間も同じような鳴き声を出します。
カブトムシをお風呂に入れなくてもいいの?
カブトムシも飼育しているとエサやオシッコで汚れてくることがあります。
カブトムシは人間のようなお風呂は必要ではありませんが、体が汚れがひどい時には少し湿らせた綿棒などでやさしく拭き取ってあげましょう。
体の細かい部分はツマヨウジの先を少しつぶして柔らかくしたもので軽く拭いてあげます。
ダニもツマヨウジで払ってあげると取りやすいです。
拭いてあげる時は手足の爪や触覚を折らないように気をつけましょう。
折れたところはもう新しくはえてきません。カブトムシは痛いとはいいませんが、折れたところは大ケガなのです。
水でジャブジャブと洗う人もいますが、お腹のところに気門があってそこで呼吸していますので、水に触れるとカブトムシは簡単に溺れてしまいますので注意してください。
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