どんなに元気だったカブトムシも他のペットと同じようにいつかは死んでしまいます。
カブトムシの場合は自然の状態でも夏の間だけ生きてほとんどは冬になる前に死にます。
大事にかわいがってあげても丈夫なものでも越冬させて長生きさせるのは難しいのです。
飼育してすぐに死んでしまう事もあります。
あんまり早く死んでしまったのなら、それには何か理由があったのかも知れません。
カブトムシが何かストレスを感じていなかったかどうか、エサを十分に食べていたのかよく考えてましょう。飼い主さんの不注意で早く死んでしまう事も多いのです。
飼育する前から弱っている場合もよくあります。
死んだときはどうするのか
死んだ虫の死体のあとしまつは、カブトムシに限った事ではなく飼育する上での大事な責任のひとつです。
死んだら簡単に捨ててしまえば良いのか。そのままほったらかしにしても良いのか。
皆さんはどう思いますか。
カブトムシのお墓
死んだ虫はどこでも捨ててはいけません。
死んだ虫の死がいは病気の原因となる事があります。
ゴキブリなどは普通は燃えるゴミといっしょに出す事になりますが、大量に出すのは決まりで禁止されている時もあります。
カブトムシはもともと野山の自然の中で生まれて生きて死んでいきますので、カブトムシが住んでいる林の土の中に埋めてあげるのがオススメです。
庭のあるところなら、木の下に小さなお墓をつくって埋めてあげると良いでしょう。
※おうちで飼育しているカブトムシの場合、自然界にはない細菌などが付着している可能性もあるため、標本にするかゴミ箱にそっと入れ火葬するのが良いでしょう。
カブトムシの標本をつくる
せっかくカブトムシを飼育しても死んだら残念ですね。
いつまでも大事にしたいと思う時は、標本をつくって残すのも良いでしょう。
標本つくりで大切なのは、死んだ後に腐ってしまわないように工夫する事です。
また寄生虫などが生きている時もありますのできれいに殺菌して保存する必要があります。
カブトムシを標本にする場合には、始めにしっかりした袋に入れて冷凍します。
冷凍する事で寄生虫や雑菌を消毒します。
その後十分に乾かして標本箱などに保管すると良いのです。
標本箱の中には虫がわいたり腐ったりしないようショウノウを入れて置くと良いでしょう。ショウノウは洋服の保管用に使いますのでお母さんに協力してもらってください。
カブトムシの標本はもっとカッコイイ方法もあります。
これはプラスチックの中にカブトムシを永久に埋め込む方法です。
こうするといつまでもそのままの姿で保存できて観察できます。
プラスチックの標本つくりは特別な材料ややり方があるので、お父さんなどに相談してみると良いでしょう。
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